ガールズバー バイト

MENU

キャバクラ勤務

18歳の頃に親と不仲で喧嘩ばかりだった私は数日分の着替えが入った荷物だけを持って家を出ました。親には何も告げず、友達にも親に知られたくない一心で家を出たことは知らせていませんでした。

 

家を出てから、ウィークリーマンションにとりあえずの部屋を借り情報誌に載っているような夜の仕事に片っ端から連絡をしました。

 

一つだけ受かったのが池袋にある老舗のキャバクラでした。そちらの会社は池袋内にキャバクラを数店舗構えそのどれもが人気のあるお店でした。

 

私はその中のショーキャバクラに配属になりました。同じ頃にお店に入った女の子たちは私よりも少し年上で、すでに数店舗キャバクラで働いたことがあるような子たちばかりで、初心者は私だけでした。

 

1日に3回ほどショータイムがあり、ショーに出るランキング上位のキャストのヘルプというのが私の初めての仕事でした。私はナンバ?1の女の子のお客さんにつくことがとても多く、彼女のお客さんの多さにただただ圧倒されたのを今でも覚えています。

 

ナンバー1の女の子は当時24歳でしたが、私にとっては雲の上の存在でした。周りにいる女の子は全て可愛い子ばかりでお化粧もとても上手でした。私は真面目な家に育てられたので家を出るまではお化粧自体経験がなく、東京出身のくせにファッションもとても芋っぽかったと思います。

 

そういった点でキャバクラで働き、今時の女の子のトレンドやファッションを勉強できたことはとても刺激的で新鮮でした。お店のスタッフもとても優しい方ばかりで、右も左も分からない私に接客のイロハを教えてくれました。

 

アルバイトすらしたことがなかった私にとってどんな形であれ働いて、お給料をもらうということが大変でもとても充実していました。

 

働いてみるまでは、キャストは全員家出少女というイメージでしたが中には目標を持って働いている子もいることを知り、今までの自分の先入観を少し恥ずかしく思いました。

 

大変だったことは集客です。お店場内指名を取れたとしてもその後の本指名になかなか繋げることができず、本指名をしてくれた方も頻度が多くなかったため売り上げにはつなげられませんでした。

 

接客のさじ加減というのはいつまで経っても難しいと感じていました。男性の目的は店外デートですが、それをしてしまうとお店には来てくれない。頭ではわかっていても実際に指名を取るということはとても難しいことでした。

 

私がキャバクラという世界にいたのは半年間だけでした。そこのお店で知り合った同期のお姉さんに「あなたはあまりキャバクラに向いていないね」と、言われ別の仕事を紹介してもらいました。

 

紹介されたレストランで働き始めてからはキャバクラでは働いていませんが、半年だけでも私にはキラキラとした世界を垣間見れて、社会に出た第一歩の思い出として今でも頭の片隅に色濃く残っています。